

「社員が語る自分の仕事」西野智保/サトレストランシステムズ株式会社
入社後の店舗勤務時代に、人と接すること、人を使うことの難しさを学んだ西野さん。現在は新卒の採用を担当していますが、採用した新卒者が必ずといってぶつかる対人関係の壁を、自らの苦い経験を生かしてアドバイスしています。そして、その大きな壁を乗り越えて、将来の会社を背負って立つ有望な人材が育ったとき、西野さんははじめてやりがいを感じます。

自分が正しいと思っても、ベストとは限らない
私たち飲食業界の仕事は、店舗を通じてお客様に商品やサービスを提供するのが基本です。この業界において、人と接することは切り離すことができません。でも、人と接することって実はすごく難しくて、私も入社当時は大変苦労したんですよ。
入社後の3年半は研修店で接客や調理の基礎を学び、その後は別店舗に配属され副店長を任されました。店長の補佐的な役割が主で、お客様への対応だけでなく、アルバイトスタッフの教育なども担当しました。この時はじめて、人と接すること、人を使うことの難しさを強く感じましたね。例えば、店舗での食材の保管方法やシフトの組み方など、当時は自分の理想形ばかりを押し付けていました。それでは人はついて来てくれません。自分が正しいと思っていても、それがベストとは限らないんです。そこで、連絡事項の掲示板を作ったり、週ごとの目標を設定したり、核となるパートさんと個別にミーティングしたり、自分なりに行動してみました。自分が率先し、相手のことを考えて接することで、次第にスタッフも耳を傾けてくれるようになりました。まずは人の上に立つ人間としての知識や経験を積んで、信頼関係を築いてゆくことが大事なんだなって痛感しましたね。

自分が苦い経験をしたからアドバイスができる
現在は新卒の採用担当をしています。採用者が当社で力を発揮できるかどうかは未知数ですから、私の仕事は結果が現れるまでに時間がかかります。しかし、担当した新卒者がその後に活躍してくれると、私のやりがいにつながります。そのために、新卒者が入社した後もフォローを兼ねて、できるだけ店舗へ出向き、話す機会を作るように心がけています。
採用されたばかりの頃は作業面での悩みが多いため、コツやポイントなどをお話するとまず解消されます。しかしその後ほとんどの方が、職場での人間関係という大きな壁にぶつかってしまいます。そこで、社員としてのリーダーシップをとって行動するための心構えなどを、アドバイスしています。こうしてアドバイスできるのも、自分が店舗勤務時代に苦い経験をしたから。これからも自分の経験を生かして社員の育成に携わり、少しでも多くのお客様の信頼を得られる会社作りに貢献したいと思っています。
大学生の方たちの中には、飲食業とは厳しい業界だというイメージをお持ちの方が多いと思います。しかし一方ではお客様、従業員と直に接することができ、自身のヒューマンスキルを大きく成長させることが出きる仕事でもあります。人が好き、食が好きな方は是非一度お話させてください。









