

「社員が語る自分の仕事」清水貴之/株式会社トリドール
焼鳥店とりどーるのチーフを務める清水さんが、店舗運営をする上で最も力を注ぐのは、スタッフの教育です。常にお客さんの目線にたって物事を考え、笑顔を絶やさず自らも楽しく接客すること。そして、お客さんから「この店はスタッフがいいね」って褒めてもらうことが、何より、この仕事をしていて喜びを感じる瞬間だとお話してくれました。

人がいいって褒められるのが一番の喜び
私の主な業務は、店舗運営のための段取りや人員配置、売上の予測やそれに対する食材の発注管理、備品の管理などです。簡単に言えば、お店の運営全般ですね。私が業務を遂行するうえで常日ごろから考えていることは、「何をすればお客様に楽しんでいただけるか」。そのためには、スタッフ全員がお客様と同じ目線でものを考えなければいけません。とはいっても、価値観をお客様目線に変えて行くことって、なかなか大変なんです。
以前、こんなことがありました。仕事はできるのですが、お客様に笑顔を出す事が苦手で、それが故に印象が良くないと思われるスタッフがいました。お客様に良い印象を持ってもらって、自らも楽しく接客できるようになって欲しいと思い、面談を行ないました。笑顔のトレーニングや、今までに体験した嬉しかった出来事を書き出してもらい、コミュニケーションの取り方を一緒に話し合いました。時間は費やしたものの、自分の嬉しかった体験や感動を伝えるためにはどうしたらいいかを話し合う事で、気配りが少し上手になりました。今では自然に笑顔もでるまでになりました。価値観を変えることは難しくて時間もかかるけれど、きっかけさえ与えてあげられれば、行動は変わるのだと実感しました。

失敗を恐れずに、どんどんチャレンジしたい
今まで私は、自分のファン(お客様)をつくる事を目標としてきましたが、今はスタッフのファンをつくることを目標にしています。ただ単純に作業をこなすのではなく、スタッフ全員がスポットライトを浴びられるようになって欲しいと思っています。そこで、スタッフ一人ひとりの笑顔や行動を毎日ノートにチェックしています。どこをどう変えて行くべきなのか、不満は何なのか、何を求めているのかをチェックして話し合い、例えばポジションチェンジをするなどで、変化を与えています。月日を重ねるごとにスタッフの笑顔や能力、仕事に対する気持ち、お客様に対する気持ちに変化や成長が見られ、お客様からこの店は「スタッフがいいよねっ」て “人”を褒めていただいた時、本当にこの仕事をしていてよかった〜って心から嬉しく思います。
学生の中には、自分が何をしたいか分からない、何になりたいか分からない、そんな人がたくさんいると思います。でも悩んでいるということは、何かしたい事があるということ。最初からできることとしたいことが一致するとは限らないので、何でも気軽に挑戦して、悩むことも必要だと思います。それでも気になるような仕事なら、またトライしてみてください。
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