
日本では西洋料理店を指しますが、営業形態上大きく3つに分類されます。1つはディナーレストラン。コース主体で、高級レストランとも呼ばれています。もう1つは専門レストラン。フレンチなど特定の国の雰囲気を訴求する形態です。残る1つは一般レストラン。定食主体で、料理の価値観と大衆性を訴求。グリルやステーキハウスなど形態が多彩です。

日本では70年に第1号が開業しました。「ファミリーでも安心してご利用できるレストラン」を宣伝文句にしたことから、こう呼ばれるようになりました。特徴としては、1、全般的に値段が安い、2、メニューが豊富、3、店内が明るい、4、接客が控えめで長時間居られる、5、会合や休憩、ドライブイン代わりと多目的に利用できる。などが挙げられます。

本来カフェとはフランスの街角で見られる飲食店のこと。日本では広義に使われていますが、おおむねコーヒーなどのソフトドリンクを中心にサービスを提供する店と理解してもいいでしょう。昨今のブームからも分かる通り業態は多様化し、セルフスタイルのカフェやインターネットカフェ、ドッグカフェなど時代によりさまざまな形態が台頭しています。

注文するとすぐに供される外食のこと。70年にフライドチキン、翌年にハンバーガー、73年には牛丼の、各店がチェーン展開を開始したことで市場が一気に拡大しました。ジャンルは和洋多彩ですが、1、マニュアルの整備、2、セントラルキッチンの導入、3、店舗運営の標準化、4、全国規模の展開による経済性の確保、などが共通した特徴です。

もともとは大衆酒場やろばた焼き店などを指し、個人営業がほとんどでした。しかし66年代後半から80年代にかけて、居酒屋のチェーン展開が盛んになりました。焼鳥やどて焼きなどの定番メニューを肴に一杯の「飲主食従」から、レストラン並の豊富なメニューを楽しむ「食主飲従」に代わり、「居食屋」という新しい呼称も出てきています。

寿司店は、板前が直接配膳する寿司屋と、回転寿司との二形態に分かれています。70年代までは高級料理の代名詞でしたが、回転寿司の爆発的な普及により数ある外食の一つになりました。また、ファミリーレストランや居酒屋などでも寿司を提供する店が増えたり、宅配寿司やスーパー・コンビニのパック寿司の販売など、他業態での需要も増えています。

うどん・そば店の業態は、そばかうどんのいずれかを専門にした専門店。そば・うどんの他にも丼物、カレーなど50品目程度を提供する兼業店。ファーストフード感覚で食べられる立食い店。この3つに大別されています。現在のうどん・そば市場は成熟状態にあると言われ、個性的な店やメニュー作りなどの業態改革が進められ、転換期を迎えています。

中華料理店は、結婚披露宴など大人数の宴会に対応する大規模店、小宴会需要に対応した中規模店、単品料理主体の大衆店、餃子やラーメンなどの特定料理主体の専門店、に大別されます。なかでも、専門店にあたるラーメン店は約6万1000店ある中華料理店の約40%程度あると言われ、中華料理店の枠を越え、一つの業態として確立されています。

焼肉は寿司と並ぶ高級料理の一つとされてきましたが、チェーン店など業態も多様化し、寿司同様に数ある外食の一つとなりました。一時はBSE問題により苦戦を強いられましたが、巻き返しを図るために、珍しい内蔵を提供するホルモン専門店や、サイドメニューである冷麺や石焼ビビンバを主体にした店など、専門色の濃い店が増加しています。

外食が日常化してきた昨今、多様な客のニーズに答えるため、フレンチレストランが中華料理店を展開したりと、一つの企業で複数の業態を展開する多業態も増えつつあります。また、同じ居酒屋チェーンでも、富裕層をターゲットにした高級店、若者をターゲットにした大衆店など、ターゲットごとに異なる店を展開する企業も増え、競争は激化しています。













