1999年、私はある不動産会社の代表を務めていました。世間では大手証券会社が倒産に追い込まれ、金融恐慌の再来か?というムードが広がり、不動産業だけで食べていくことができる状況ではありませんでした。
そこで、生活の足しにとサイドビジネスをはじめました。「焼肉をご馳走する」という条件で友人に作成してもらったホームページに、知り合いの中古車店が抱える在庫の写真を掲載し、英語で海外に紹介したところ、即売となり30万円を得ました。自分でも信じがたい出来事でした。とにかく多くの商品を紹介するよう心掛け、気が付けば月間1,500台以上の車を輸出していました。
それまで何をやってもうまくいかず、失敗と挫折の連続でした。自暴自棄になったことは2度や3度ではありません。株の大暴落に見舞われ、数千万円あった利益がアッという間に数千万円の損失へと変貌し、人生最大の借金を背負ったこともありました。しかし、このビジネスをはじめてから、嘘のように一変しました。当時、困窮した生活から抜け出す手助けをしてくれた恩人は、お客様です。お客様が満足して、リピートオーダーがもらえるように、出来る限り最善のサービスを努めました。その結果、年間売上が115億円に届くまでに成長しました。
当然のことながら、“会社”というものは、お客さまに喜んでいただける「モノ」や「サービス」を提供する必要があります。同時に、提供者(もしくは従事する)側にとっても「自信」と「誇り」をもって楽しく、気持ちよく働くことができる環境を持ち合わせていることが大切だと思います。この両視点から認められる“良い会社”を目指しています。世界を相手にスケールの大きな仕事に携わっている醍醐味を味わえる反面、常に進化が求められます。今後も“車のトータルサービスを提供できる会社”になれるように邁進していきたいです。










