もともと起業するつもりは全くありませんでした。高校を卒業して、ある大企業に就職しました。尊敬できる社長のもと、仕事のイロハを学ぶことができたのですが、体調を崩したため、転職を決意。
次の会社もうまくいっていたものの、同僚たちがリストラされてしまい、彼らに起業を助けてほしいと頼まれて、「オレがやるしかない!」と奮起しました。
その後、会員制リフォーム会社を設立。起業して2年目、社員がたった6人だったころ、ある社員がお客様の信頼を裏切る行為をしてしまいました。そのとき、お客様から「君はまだ若い、でも監督不行届きだ」とお叱りを受けました。私は「彼を解雇します」と即座にいいました。少人数でやっていた職場から人材を減らすのは、『三国志』に出てくる諸葛孔明の“泣いて馬謖を斬る”というくらい辛いことでした。しかし、この経験から業務のシステムが構築され、分業の価値を知ることができました。
最近、「売り手良し、買い手良し、世間良し」という言葉が忘れ去られているような気がします。売り上げばかりを意識するのは、私はおかしいと思います。「新規の顧客を集めるべきではないか」という声が、社内から上がったことがありました。しかし、私は既存のお客様を大事にすることに重点を置くべきだと主張し、お客様からの紹介と企業努力による提携によって成長することを目指しました。「売り手にとっても良し、買い手にとっても良し」でなければ意味がありません。一方だけが利益を享受する押し売りのようなことはしたくないと考えています。
これからは住まいからリンクさせて幅広いジャンルで、お客様の安心をさらに追求していきたいです。そして、もっとお客様に喜びと感動を伝えたい。通常のサービスに加え、プラスアルファやサプライズを積極的に提供することができたらと思っています。









