定時制高校を卒業後、日本一の理容師を目指して上京した私は、東京にある理容店で働きはじめました。仕事は夜7時までだったので、時間を有効に使おうと夜8時から深夜12時まで皿洗いのアルバイト、休みの日には団地の床屋へ手伝いに行くなど、休む暇もなく働いていました。
ある日、ふと電車の窓に映る自分の顔を見て「これは誰?」と驚きました。今までニキビとは無縁だったのに、仕事に追われ吹き出物だらけの顔になっていたのです。私は、ニキビを治したい一心で化粧品店へ相談に行くようになり、そこで出会った美容部員から化粧品会社のビューティアドバイザーへの道を薦められ、それまで勤めていた理容店を辞め新たな美容の分野へ進むことになったのです。
ビューティアドバイザーとして働き出すと、確かにメイクは上手くなりましたが、肌はちっとも綺麗にはなりませんでした。そんなとき、偶然新聞に「パリでエステティックが静かなブーム」と書かれた記事を読んだのです。そこで、自然治癒力で肌が美しくなるエステティックという存在を初めて知り、「これだ!」と直感的に思い立った私は、単身フランス・パリへ渡り、エステティックの勉強をはじめたのです。
これからはもっと教育に力を入れたいと考えています。やはり良いエステティシャンになるには、基礎教育が必須です。髪の毛を触る美容師でも2年はかかります。エステティシャンも最低2年間は勉強をしなくてはいけないと思います。幅広い知識や技術を身に付けることができる場を作り、良質なエステティシャンを育てていきたいと思っています。
本質的に女性は、平和を願っています。女性の特性に合った職業が必ずあるはずです。男性と戦っていく起業家ではなく、仕事の中で女性の良さを活かして成功してもらえたらと考えています。男の人と女の人がいて、それで社会が成り立っていくものです。女性の特性というものを大事にすることが重要だと私は考えています。









