「これからはITの時代になる」という父親の助言から、19歳のときに勉強をはじめました。IT関係の学校に通ったところ、たくさんの友達ができました。当時の友人とのつながりは、今でも貴重な財産になっています。
その後は、父親の仕事を手伝っていました。友人たちはIT企業に就職していたのですが、劣悪な労働条件や不甲斐ない経営陣など、多くの不満を抱いていました。そこで、自ら起業をしようと立ち上がりました。
いつも私は社員に「無理をするな」といっています。過度に働いて精神的に疲れて、寿命を縮めてしまったらもったいない。やはり仕事は楽しまないと意味がないと思います。全社員が心地よく働いてもらえるように、会社の隣に社員寮としてマンションを建設しました。また、社員食堂としてビルの1階に飲食店をオープンさせました。社員であれば半額になります。私利私欲に走る人もいるかと思いますが、それよりも自分のことを信頼してついてきてくれる社員を何よりも大切にしたいのです。私は特別な人間ではありません。自分よりも優れた社員のおかげで今があると思っています。
たとえば、ルールを知らずに野球をしてもおもしろくありませんよね。仕事もゲームのひとつです。遊び感覚だと安易に考えているのではなく、法律や経理などさまざまな“ルール”が必要だと思います。私も若い頃はたくさんの本を読み、必死で勉強に励みました。運転しているときでもわずかな時間を利用して、さまざまな法律の条文を読み上げて録音したテープを繰り返し聴いていました。ルールを身につけてこそ、仕事を満喫することができるのです。若いときこそ、貪欲に知力を磨いてください。歳を重ねるほど、人との付き合いも増え、勉強をする自由な時間は減ってきます。若さだけで突進せずに、幅広い知識を蓄積し、綿密な計画を立てて、良い仲間を作って、お金だけではないたくさんの資本を作ってほしいです。









